面白係数 1000
第8章聖戦士編後編(242-275),第9章激動編(276-308),第10章戦魔国の闇編(309-339),第11章新生魔法教室編(340-372),第12章地獄編(373-411),最終章悠久の愚者編上(412-445),最終章悠久の愚者編下(446-467+エピローグ)
を読んだ
色々思うところはあれど面白かった(小学生並みの感想*1)
コメディタッチの雰囲気あるからそういう意味ではハッピーエンドといえるのかなこれ…
真面目に考えるとバッドエンドとも取れるが…
https://ncode.syosetu.com/n9055cl/
まぁ、なんか色々と思うところはあったんだが
色々伏線あって回収されててすごかった
俺は想像力も知識知恵もないから
伏線ぽいってのはわかっててもどう回収されるかはまでは想像できないから
伏線多い作品ってのは面白いね
コメディタッチなとこは
なんか伝勇伝を読んでるような感覚もあった…
伝勇伝に限らず、一般的にこういう雰囲気の描き方がテンプレなのかもしらんが
アズリーの身内的キャラの損害なく魔王決着がつくとは思わなかった
数人くらい死ぬか大怪我(欠損)とかあるかなと思ってたけど
まさかそれどころかガストン生存エンドになってるし
アズリーなんかよくわからんくらい最強化してるし
ブライトとフェリスが肉体を得て第二の人生獲得してるし
すごくハッピーハッピーエンド(?)になってるなぁ・・・と
アズリーの身内キャラのほどんどが悠久の雫で無限寿命を得たわけだけど
あのキャラたちは悠久の生に精神的に耐えられるのか?
アズリーやトゥースは自己研鑽みたいなのが趣味で無限年飽きずに研鑽できるみたいな変人ぽそうだからともかく
人との交流をしながらだと、普通寿命の親しい人たちの死をたくさん経験して結構辛くならないか?
老後が存在しないから永遠の労働者だよなあ、労働の呪いからは逃れられないし
そう思うとハッピーエンドって感じしなくなるんだよね・・・
地獄の始まりのバッドエンド…?
(ブライトやフェリスなんかも5000年のときを過ごせたとかそれも結構異常な気がするな…)
ところで、気づいたんだけど
所謂○リババアってジャンル
登場時が外見の○リと同年齢状態での出会いからババア年齢に到達までずっと外見○リのまま居るってキャラの場合は、なんか永遠の○リって感じはするんだけど
一方で登場時の時点でババア年齢に到達してる見た目○リなキャラだとババアって感じしかしない…アイリーンさん中々可愛く描写されてるのに、ババアとしてしか見られなかった…
(それとは別だけど、登場時に未成年の各キャラの設定年齢感がよくわからなかった・・・年月で精神年齢成長してる感じがあまりしなかった(身長の成長もよくわからん)(アズリーが悠久の者と知らぬものは数年間での外見変化ないことに違和感とかなかったのだろうか、と思ったがアイリーンという存在がいたから疑問に感じなかったとかか・・・?)(外見年齢ではメルもよくわからんが
ハーレムモノの未決着エンドだけど
アズリーに想い寄せるほかのキャラがハーレム外になったのは残念では
黒拳のジェニファーさんどこいった…(リナのお姉さんも気があるようなそぶりなかったっけ…?
ライアンの結婚式にアイリーンなどの国のお偉いさんたちが出てたのが謎
銀の副隊長ではあったけれども呼ぶほどの格かなあ?と思った(ライアンが銀以外の人間とそんなに交流あった気はしないし…フォールタウンの元住民を呼ぶとかならともかく…
よくわからん(まぁフィクションだし、文化も価値観もこのファンタジー世界のものだし、俺の感覚を当てはめようとするのはおかしいといえばおかしいが)
チャッピー軍団
平和になったあと増え続けてやばくね?と思ったら
品種改変とやらで解決とは全く思い至らなかった…
なるほどな、と思った
しかして500年周期というのは天獣の性質からすると謎っぽいよな
他の天獣がより長い年月かけて強さを得られるのに
ウエルダンが数百年で若いと言われる中で500年周期世代交代は辛すぎでは?
(エピローグでポチが天獣の飛行能力を得てたけど800年以上生きてるからなんだろうか?
ストアルームという魔法
ドラえもんの4次元ポケットとスペアポケットが繋がってるのと似たような感じなのか?
サガンのストアルームから出るというのには驚いた
ティファもストアルーム使うけどモノが混ざったりしないんだろうか?(←QAコーナーに答えあった
コミック版のオーガ討伐でストアルームで攻撃受けてたのはこれの伏線なのだろうか…?(使い方的にはコミック版は異なるストーリーでエンドするのかもだが
戦争のアズリーの初手のやつ
ポイントロック コード モンスター
ってやつ、使い魔のモンスターには影響なかったのだろうか?
アズリーの前方に対して放った魔法ゆえに敵側だけに発動するとかなのかな
よく分からんかったのは
”世界”という言葉が使われてるわりには
2つの国しか登場してなさそうな感じはする
まぁ魔王発生の地が限定されてるなら遠くの国は魔王の存在すら認知できなさそうだが…
つかトウエッドがレジスタンスや白銀を受け入れたのが結構不思議な気がする
白銀はなんらかの信頼があるのかもしらんが、それだとしても武装集団だしなあ・・・まぁよくわからん・・・ウォレンの政治力がすごかったって話なんかな
(トウエッドの介入が色々とよくわからんが、これは社会科を勉強しないとわからんてところなのかもしらんな・・・教養は大事なのかも)
しかして立国には驚いたが・・・まぁ魔王アズリーの力に勝てるものはいないし、文句も言えないってところなのかも
ドラガンとエッグ
かなり序盤に登場してるわりには端役ばかりで
影薄いキャラって感じだったけど
終盤まで端役とはいえ出てくると
それなりのポジのキャラに思えてくる
(まぁこれは一気読みの効果であり、時間おきながら1話ずつ読んでたら印象浅かったかもしれんが・・・俺はそんなに記憶力はよくないから・・・
そういや冒険者ギルドのランクシステム
5000年前に飛んだアズリーのランクもSのままだったけど
物語の最初に冒険者ギルドに行ったときのアズリーの語りで使い魔の入場がうんぬんってあるからにはアズリーは冒険者ギルド経験者ぽい雰囲気なのにランクがなく新規登録なのは不思議な感じがする
まぁ冒険者ギルドは依頼者など冒険者以外でも入場することはあろうから、冒険者経験がないだけだったのかもしらんが(討伐依頼からモンスターの横取りとかしてたのかもしらんが
この作品、終盤近くになってから特に
作者自身の持っている価値観的なものを感じた
男が~とか、女が~とか、そういう表現にそれを感じた
魔王杯の競技種目とかにもね…感じた…
職業に性差の扱いは無さそうな世界観で構成されてるところに
家庭、プライベートにおいては文化的に役割の性差がありそうな世界、、、
まぁ作中の世界においてどうであるかはぶっちゃけどうでもいいんだけど
その表現者がその世界の住人ではなく、ナレーションのようなその世界の外側、つまり読者側と世界を同じくする側からの視点での語り・描写でそういう表現だと、個人的には何だかなあ・・・って(俺自身の価値観とそこが合わないってだけの話ではあるが
作者がそういうのをナチュラルに表現してしまうってことは、作者の根底にある価値観なんだろうな、って想像してしまう
*1:この表現って任意の小学生をバカにしてるよね、と感じなくもない(小並感)